【 奨 励 賞 】

【テーマ:仕事を通じて、かなえたい夢】
個性を表す仕事
日本大学三島高等学校  脇 田  薫  18歳

私は、ずっと将来の夢が今までなかった。未来のことを考えて行動する、ということが苦手で中学3年生のときも高校の志望校がなかなか決まらなかった。もちろん高校3年生の今も、どこの大学を志望校にするかまだ悩んでいる。私は未来に対してあまり強い意志がないので将来のこと、と言われてもいまいちぴんとこないのだ。でも最近、漠然とだが、将来やりたいことが見えてきた。それはファッション関係の仕事につく、ということだ。そう思った理由は2つある。

1つ目は私は服が好きだからだ。休みの日に出かけるときにどの服を着ていこうか悩んで決めている時間が一番楽しい。自分の好みの服を着て出かけるとテンションが上がってその日一日がとてもしあわせに感じられる。私にとってしあわせの魔法みたいなものだ。そんなファッション関係の仕事に就けたら毎日とても楽しいだろうし生きがいになると思う。自分がたずさわったファッションで誰かがしあわせな気持ちになってくれたらうれしいし、そんなやりがいのある仕事に就きたい。

2つ目はファッションで色々な人の個性を表したいと思ったからだ。私は今、ダンス部に所属している。ダンスの公演のとき、もちろん技術も大事だが、衣装もとても重要になってくる。その曲調やおどる人の個性に合わせて衣装を選ぶとダンスがよりダイナミックになりかっこよく見える。音楽番組でおどっているアーティストの人達もみんな曲調や個性に合わせた衣装を着ている。だからよりその人達のダンスに引きこまれるのだ、と私は思う。そういう服を作ったり、売ったり、コーディネートする仕事に就きたい。日本人はあまり派手な服を着ず、みんな同じような服を着て街に溶けこんでいる人が多い。私はたくさんの人に埋もれるより、個性を輝せる毎日のほうがよっぽど楽しいと思う。その楽しさをたくさんの人に体験してほしい。だから私は色々な人の個性を表せる服の仕事に就きたいと思う。

私はまだ漠然とファッション関係の仕事に就きたいと思っているだけで、デザイナーやコーディネーターという具体的な夢は決まっていない。だから早く夢を決めてそれに向けて努力をしていきたい。そして、たくさんの人の個性を表せるようなファッション関係の仕事に就きたい。

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