【佳作】

【テーマ:仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと】
仕事をしたり、仕事をさがしたりして気づいたこと
島根電工グループ 岡田電工 松 近 拓 哉 24歳

私はバイトの経験がいくらかありました。「自分ならバイトもやってきたし、仕事もバイトと同じよう に上手くやっていけるだろう」という考えで、社会人になりました。しかし、入って半年程度で自分の 認識間違いに気づきました。社会人となり、バイトをしていた時には無かった「責任」が出てきたこと で、プロとしてミスをすることは許されないことだと気づきました。「いくら会社に入って間もない社員 とはいえ、お客様から見れば、どの社員も同じプロとしてしか見られない」この言葉を上司から教えて いただいた際に、私もお客様の立場だったらそう思うだろうと感じました。それからというもの、お客 様からお願い事をされた時や、専門知識を聞かれた時には「勉強不足ですみません。先輩に確認してき ます」という様に「分からない」「知らない」という言葉を使わない様にしようと心掛けました。

また仕事をして気づいたことは、今まで親に援助してもらっていたことが大変ありがたいことだった のだと改めて感じました。お金を稼ぐというのがこんなに大変なのに、子供の毎月のお小遣い、学費、携 帯代を当たり前の様に出してくれていたことが本当に感謝しかないと思っています。また、小さい頃に は習字、塾等に通っていました。「行きたくない」「やりたくない」と言って困らせていました。しかし、 今思えば親が一生懸命稼いだお金で、そして私の将来のことを考えて行かせてくれていたのだと気づき ました。部活も同じで、道具や遠征費用等でお金のかかることが多くありましたが、嫌な顔をせず、応 援してくれていたことが本当に凄いと感じています。

今自分が親と同じようなことができるかと言われれば厳しいですが、今まで私が受けてきたことを他 の誰かに返していかなければいけないと感じています。そのために何ができるのか今はまだわかりませ んが、できることから一つずつ実行していきます。そして、成長した姿を見せ、いつかは親孝行をした いと思っています。

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