【 奨 励 賞 】

【テーマ:仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと】
笑顔がくれたもの
香川県 ノ ア 43歳

いつも私のすべてをよみがえらせてくれるエネルギー。それは私にくれるみんなの

『笑顔』

この場をかりて『ありがとう。』と伝えたい。

『あー仕事にいきたくない。』

月曜日の朝はいつもこの気分に陥る。いやよく考えると日曜日の昼過ぎあたりから気分が下降気味だ。

明日のことを考えると嫌でたまらない。しかし、不思議なもので仕事場に行き、スタッフと何気ない会 話をし、患者さんと話しているうちにエネルギーがわいてくる。この湧き上がるエネルギーは何なのだ ろう。ふと考えてみると、自分に触れる空気であったり、通勤途中に私に触れる太陽であったり、そし て何よりも私の目から私の心に直球で入ってくるみんなの『笑顔』だ。

私が、スタッフに『私、いつも仕事に来るまでは嫌で嫌でたまらない。仕事に着いてもなぜかモチベー ションがあがらないのよね。体まで重いし、気分ものらないから喋りたくない。喋るのも煩わしい。で も、不思議なのよね。スタッフや患者さんと仕事でどうしても話さないといけないことがあって顔みて 話すじゃない。話しているうちになぜか相手の笑顔のエネルギーで私の心が軽くなって、自然と笑って いる自分がいるの。』と言うと、スタッフが『それはきっと、いつも笑顔の種を日頃から蒔いているから じゃないですか。蒔かれた種が芽を出して花を咲かせているんですよ。そして、それを見てエネルギー もらっているんですよ。与えて与えられる。いいサイクルですよね。』と言った。

私は、スタッフの何気ない言葉にドキッとした。私の何気ない日々の中でも自分が笑顔の種を蒔いて いることに。そして、その種が芽を出して花を咲かせ今度は、自分のエネルギーとなっていることに気 付いた瞬間だった。

仕事をすることは素晴らしい。いろいろな人と関わり支えられ日々笑顔のエネルギーを与え与えられ ている。そして、生きていることの素晴らしさを知るのである。

『笑顔がくれたもの』

私を活かす最大のエネルギー。そして心から湧き出るものは『感謝』だ。

これからも感謝を忘れずに日々歩んで行きたい。

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