【努力賞】
可能性への道
筑紫女学園中学校  冨吉真生  14歳

あなたは働く事ことについてどのように考えていますか。私は今中学生ですが、大きくなれば手に職をつけることになります。私が思う働くということは、お金を稼いだり出世したりする上で、自身の成長をしていく所だと思います。

私は中学三年生になって、将来について深く考えるようになりました。それは周りにいる同級生も同じだと思います。そこで進学する人もいれば新しい道を切り開いていく人もいるでしょう。しかし私は高校・大学は進学したいという欲望があっても、その先のことについてまだ考え不足だったと思います。

やっともう少しで中三になり約半年がたとうとしています。この時期に将来のことについて考えて行動する人もいると思いますが、大半の人はそうでないことの方が多いでしょう。本格的に考えるのは高校生になってからでしょう。高校生になると今よりも、ある程度の知識や経験があった方が働くことについて考えやすいと思います。

最近ニートという者が、増加しています。フリーターとは違って働く意志のない者のことを呼びます。成人したにも関わらず親に頼りきりで自立の出来ないのは甘やかしてしまった親の問題ですが、多くは本人の意識の問題です。何故ニートが増加したのでしょうか。

問題視されなかったのは従来の就職支援策からニートがこぼれ落ちてしまっていた存在で、失業者としてカウントされなかったからです。それと共に私の考えるもう一つの原因は人間関係を築くコミュニケーション能力の低下です。

よってニートは働くことについての意識が希薄で社会との繋がりを拒んでいるのです。両親という城に守られその城に引きこもり、親のすねをかじり続けるのです。このままでは日本という国自体が壊されてしまいます。家庭や教育機関、地域や国全体の問題としてニート化させない対策を考えるなどの体制をとらなければならないでしょう。

一方ニートが増加する中で、成功する起業家もいます。

今はどんな家に生まれても職業が選べます。自分の可能性を出せる道であり、やりたいことが多すぎる道でもあります。だから今の若者はあきらめやすい。そしてニート化してしまうという悪循環になってしまいます。

職業選択の自由は必ず勝者と敗者が存在します。確かに前にあげた問題はどれも個人の意志が一番重要ですが、敗者に次なるチャンスを与えることが今の日本に足りないと思います。

このように働くということは色々な問題と共にあります。しかしもう一度自分の可能性について考えてみてはどうでしょう。働くことで自分自身を最大限に生かし失敗してもそれは成功への光とし、全力で将来に向かって走ってみる。そうすれば、自分の夢とその道が合致しなくても後悔しないはずです。

私は、夢とは一生追いかけ持ち続けるものであり、簡単に手の届く所にあるのは夢ではないと思います。むしろ、働くことで本当の自分の力と可能性を見い出した時が夢の実現の第一歩であると思います。

私も一年一年、年を重ねるごとに夢への実現に向けて可能性の道を見つけて進んでいこうと思います。

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