【努力賞】
【テーマ:仕事をしたり、仕事を探したりして気づいたこと】
仕事で気づいたこと
東京都  岩尾邦彦  87歳

働くことは何かを考えて見ると、体を動かして、生計を立てるために労働すること。働きながら学ぶこと、精神的な活動をすること、活動の仕方、能力、機能、活動して、他に及ぼす作用等がある。以上ことから、仕事によって成功した人達の声をまとめてみる。

新しいことをやれば、必ずしくじるが、何度も繰り返せば成功する。一念天に通じるものだ。己に克つ。他人と比べてみても、しょうがない。自分自身をみつめ、その弱い心を超えていくこと。苦しくても自分を励まし、くじける心を支えていくこと。人生は長いのだから結果ばかりを急がず、今出来ることに集中すること。例え失敗しても悩むな。ラッキーと考える。成功は人望と決断力と熱意である。人生は戦場である。つまずけば立ち上がればいいのだ。仕事が人を鍛える、死ぬ気になれば、出来ないことはない、人生は、たった一度しかない。最強の敵は、自分自身だ。自分を信頼することは、成功の第一の条件である。平凡な人間は、成功するのは容易ではない。踏まれても叩かれても、努力し続ければ、必ずいつかは実を結ぶ。人は良心に従って行動すれば、恐れることはない。人は先輩の苦労話を聞かされて、成長するものだ。自分で苦労をすると伸びる時、必ず他から抵抗がある。その抵抗をどのようにとらえるか、それを吉ととらえて、感謝して励むことである。誰もやったことのない仕事こそやり甲斐があるが、他人の二倍、三倍、それ以上努力しなければ、実は結ばない。

さまざまな偶然を、必然にかえていく努力をしなければ、空振りに終わることはない。生きる、働くということは厳しいもの。それでも死ぬことがない限り、自分の置かれた境遇の中で、働き生きなければならないのだから、生き甲斐を見つけ生きることだ。人生は生易しいものではない。その試練に耐えて経験を積むことによって、自分の立場がわかってくるものだ。生きたくないと思っても、人間は働きながら生きて行く使命がある。自分の置かれた境遇の中で生き、働く義務をもつものだ。

人生は生易しいと考えるのは他力本願の考えだ。真面目に生きるために、人生を全うできるもので、積極的に勇気をもち、自分に打ち勝つ以外にないもの、今ある生命力を十二分に使い、落ちついて、これぞという自分の仕事を見つけ出し、後悔をしないようにしたいものだ。過去にとらわれず、働くことによって、自分の心に勝ち、仕事の困難を乗り越えて行けば、理想の仕事に出会うことになると、結論づけたい。

そこで私自身の反省として、職場の中で、よく言えば個性的な人間、悪く言えば独走的独断的で、協調性に欠けていたと反省する所があり、猛反省しきりであった。職業は教員であり、個性的な教科指導で生徒には人気はあったものの、教師間では激論で闘争の連日で、不快な時期もあったが、定年退職をして今は懐かしい想い出であった。

そこで集団で働く場合の常識を箇条書してみた。新人は是非参考にしてほしいと思う。

@職場では、孤立や孤独にならない

A進んで仕事をする

B相談しやすい同僚や先輩を持つ

C他人より早く出勤する

D遅刻をしない

E欠勤は出来るだけしない

F明るくはきはきと好感であること

G失敗や過ちを繰り返さない

H落ちついて正しい判断をする

I先輩を尊敬する

就職先は君の行動で必ず明るく、平等になると信じている。

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